【レビュー】RayBan NEW WAYFARER

2021-01-16

普段使いのサングラスとしては、かなりおすすめのサングラスだけど、サイクリングにはスポーツサングラスを用意するのがベスト。

こんにちは、人見知りぼっちサイクリストの管理人です。

今回は僕がサイクリングで使用しているサングラス、RayBan NEW WAYFARER(レイバン ニューウェイファーラー)をご紹介します。

RayBan NEW WAYFARERってどんなモデル

サイクリング用、ロードバイク用のサングラスと言えば、オークリーのようなスポーツサングラスを思い浮かべると思います。かっこいいですよね。

ですが、私が使っているのは、こんな感じのごく普通のサングラスです。

フレームはトータスと呼ばれるベッコウ色。

レンズはブルー/グリーンミラーグラディエントという色の偏光レンズのモデルです。レンズの色が上から下へ若干薄くなっていきます。

モデルコードはRB2132F 894/76 55。Fはフルフィットと言って、顔の平たいアジア人向けの形状をしたモデルに付けられるコードです。

もともと、ドライブ用にと持っていたサングラスで、普段から日差しの強い日の外出には、財布・スマホについで欠かせないアイテムです。今はマスクも欠かせませんね。

そのままの流れで、自転車に乗る時もこのレイバンを着けています。

サイクリング専用に使えるスポーツサングラスを探してはいるのですが、何気にこの偏光レンズのレイバンも、サイクリングで使って見ると良いところがあるので、今回はその辺りをレビューしてみようと思います。

偏光レンズで路面の照り返しが眩しくない

このレイバンのレンズ色はそれほど濃い色ではなく、しっかり日差しを遮るタイプのサングラスではないのですが、偏光レンズの効果として、路面からの照り返しがカットされているのが明確に分かります。

下の写真はiPhone SE2でサングラスの有無を撮影してみたものです。

左がサングラスなし、右がサングラス越しで撮影した写真。右のアスファルト路面の反射が、かなり抑えられているのが分かると思います。オートモードで簡単に撮ったものなので、厳密には目で見えている景色の比較とは異なりますが、感覚的なイメージは合っています。

さらに、色味もブラウン系の自然な色で違和感がなく、不思議と植物の緑や紅葉、海や川の水の青色が鮮やかに見え、景色が綺麗に感じられるので、天気の良い日はとても気持ちよく走ることができます。下の写真でも路肩の草の緑色が鮮やかに写っているのが分かると思います。

サングラスなしの視界イメージ

サングラス越しの視界イメージ

偏光レンズでクルマのドライバーの顔がよく見える

もう一つ、偏光レンズのおかげで、対向するクルマのウインドウの反射も抑えられ、ドライバーの顔がよく見えます。

ドライバーの顔がよく見えると言っても、誰か知り合いを探しながら走っているわけではありません。

信号のない交差点や横道から出てくるクルマに近づく時、ドライバーがこちらを認識してくれているのか、全く気付いていないか、が分かると安心感が違います。

全くこちらの存在に気付いてないな、という時は、不用意にクルマの前に出たり近くことはせず、安全な距離を保ちます。逆に、こちらに気付いていそうであれば、ハンドサインでお先にどうぞと先に行かせたり、逆に道を譲ってもらうようなコニュニケーションを図ることができます。

僕の住む街は横断歩道で歩行者いてもクルマが止まってくれないことで有名な地域でして、歩行者や自転車側がクルマの動きを十分予測して動かないと危険なので、ドライバーの様子がわかることが結構重要です。

ほぼ丸一日かけたままでも目が疲れない

「偏光レンズ 酔う」などで検索するといろいろな情報が出てきますが、樹脂で作られた偏光レンズの中には歪みによって、酔いや目の疲れ、頭痛などの症状がでてしまうことがあるそうです。

レイバンはその歪みが少ないガラス製のレンズが使われています。

実際にレイバンをかけてみても、視界が歪むような感覚はほぼ感じられませんし、週末のロングライドでは、ほぼ丸一日サングラスをかけたまま過ごすことがありますが、このレイバンをー日中かけていても、目の疲れや痛み、酔いなどを感じたことがありません。

違和感を覚えることがないことで、丸一日かけたまま過ごせる、ということかもしれません。

これまで挙げたナイスなポイントはドライブや散歩など、日常の生活の中でも十分感じられるメリットなので、普段使いのサングラスとしては、かなりおすすめのサングラスです。

そうは言っても・・・不満がないわけではない。

偏光レンズのレイバン ニューウェイファーラーを、サイクリングで使ったときの良さをいくつか紹介してきましたが、不満がないわけではありません。ここはちょっとイマイチだな、という点を三つ紹介しておきます。

まず一つ目。顔に汗をかくと、サングラスが少しづつズリ下がってきます。

ノーズパッドがフレーム一体で、ゴムパッドなど滑り止めの処理が何もないのと、レンズがガラスのため若干重いことが要因かなと思います。レンズの重さそのものを不快に感じることはないのですが、少しでも軽ければズリ下がりも多少は軽減されるのではないでしょうか。

二つ目が、風の巻き込みです。

ややスクエアでフラットな形状なので、走行中に目の端〜こめかみ付近で風が渦巻いているのが分かります。目が乾いて走ってられない、というほど酷くはないですが、速度が上がってきたり、風向きがよく変わるような状況ではかなり気になります。

三つ目がガラスレンズが割れる不安です。

実際、このレイバンのレンズを割ったことがあります。クルマのシートの上に置きっぱなしにしていたのを忘れていて乗車時にレイバンの上に座ってしまい、ヒビが入ってしまいました。

この時はヒビで済みしたが、やはりガラスのレンズはサイクリング中の落車や飛び石でレンズが割れてしまった時に、目や顔を傷つけてしまうリスクは多少なりとも存在すると思うと、ポリカーボネートなどの衝撃に強いレンズのサングラスが安心だな、と思います。

不満を解決するには、やっぱりスポーツサングラスがいい。

というわけで、より快適で安心なサイクリングのためには、やはりスポーツサングラスを用意するのがベストだと思います。

冒頭で触れたオークリーのジョーブレーカー(Jawbreaker)はサイクリストの定番サングラスですし、フライトジャケット(Flightjacket)はジョーブレーカーをベースにより軽量化を図りつつ、サイクリングに最適な視界を実現したモデルとのこと。ラーダーEV(Radar EV)も様々なスポーツに対応できるフィット感と視界の広さで愛用するサイクリストもたくさん見かけます。

僕もこの辺りのモデルからサイクリング専用のサングラスを選んでみようと思っています。

最後までご覧頂き、ありがとうございました。