パナレーサーのワンタッチポンプ(BFP-02AGEZ2)

2021-06-28

レバー式の口金がどうしても上手く使えない不器用さんや、何かしらの条件で長いホースがあると便利なんだよね、という人にはおすすめです。

こんにちは、人見知りぼっちサイクリストの管理人です。

最近、フロアポンプを新調しました。メリット・デメリット、おすすめのポイントや注意点など、レビューをしてみます。

パナレーサーのワンタッチポンプ

購入したのはパナレーサーのワンタッチポンプ(BFP-02AGEZ2)です。

ちなみに、これまで使っていたのは、こちら。

同じくパナレーサーのアルミ製ゲージ付フロアポンプ(BFP-04AGA)。
10年ほど前に購入したものです。今でもほぼ同様の形状の後継モデル(BFP-04AGA3)売られています。

自転車から遠ざかっていた時期、屋外で雨ざらしにしていたので、エアゲージのカバーが酷く劣化していて、ほとんど表示が読めません。。。

とはいえ、ポンプ部分はきちんと動作しており、問題なく使えていたのですが、最近いよいよ口金内のゴムパーツが劣化し、300kPa程度でも空気漏れするようになりました。

以前の記事で書いている通り、パナレーサー グラベルキング 32c チューブレスでは300kPaを超える空気圧はあまり使うことはないのですが、劣化が進めば、いずれすぐに使えなくなると思ったので、新しく購入することにしました。

特に不満もなく使えていたので、同じ型番の物を買っても良かったのですが、

  • 差し込むだけでバルブへ取り付けができるワンタッチポンプ
  • 本体上部にあり見やすい空気圧ゲージ&エアリリースボタン付き

が気になってパナレーサー ワンタッチポンプ(BFP-02AGEZ2)のシルバーを購入しました。

ワンタッチ口金が使いやすい

よくあるレバー式の口金は、バルブに口金を押し当てながら、別の方向にレバーを動かしロックする必要があります。不器用な僕は、バルブに対して直角方向の力を加えてしまい、バルブの向きによっては、口金を正しい位置で固定できずに、空気漏れしてしまったり、バルブに変に力が加わってバルブやバルブコアを曲げてしまうことがありました。

ねじ込み式の口金は、バルブを曲げてしまう心配はありませんが、ネジネジするのが面倒です。

が、このワンタッチ口金は、バルブを口金に挿入する向きに力を加えるとロックされるので、どの向きでもすばやく確実にロックできます。

口金を外す時も、挿入したバルブ口と反対側のバルブ口を押し込むので、やはりバルブに対して直角方向の力が加わってバルブを破損する心配がありません。

ホースが長くて便利

ホースは本体上部のゲージの下側から生えており、1m以上の長さがあります。

自転車の中央あたりにポンプを配置すれば、前輪も後輪もどちらにも無理なく届きます。

また、自転車は壁に掛けて保管していますが、比較的高い位置からホースが生えているので、自転車を壁に掛けた状態のまま、空気を入れることができます。ホイールを回してバルブを下側に持ってきた時、バルブの先端位置は床から145cmくらいです。

出かける時に、自転車を下ろして、空気を入れるために一旦どこかに立てかけるということをせずに済むのが、意外とありがたいポイントです。

本体下部にフックと、本体上部にクリップがあり、スマートにホースを収納することができます。

付属の空気圧ゲージの精度はイマイチかも

付属の空気圧ゲージは、ポンプ本体の上部に配置され、今まで使っていたパナレーサー アルミ製ゲージ付フロアポンプ(BFP-04AGA)よりも視認性は良いです。
空気圧調整に便利なエアリリースボタンがゲージ側面についており、ポンピングの姿勢から無理なく手が届く位置にあります。

空気圧を手持ちのタイヤゲージで測定した結果と比べてみると、タイヤゲージの測定値が10%ほど低くなりました。

空気圧が高くなると、乖離も大きくなるので、目盛がズレてる訳ではなく、ある比率で測定値に差が出るようです。

まあ、比較に使ったタイヤゲージも購入後、校正したわけではないので、本当のところは、どっちが正しいのかわかりませんが、どっちが信じられそうかと考えると、タイヤゲージな訳で、空気圧を狙って設定したい時には、タイヤゲージで調整をすることになりますね。
となると、エアリリースボタンも使うことはなさそうです。。。

質感は期待しないほうがいい

本体の筒の部分はアルミで出来ていて、空気圧ゲージが目立つ位置についていて、パッと見は、「ちょっといいフロアポンプ」感ありますが、台座や空気圧ゲージなど、黒い部分は無塗装の樹脂製でチープ。グリップを握って前後左右に力をかけると結構グニグニ動きます。ポンピングした感じも、特に可もなく不可もなく、普通です。感動はありません。

実売価格が4000円台半ば〜と、フロアポンプとしては少しお高めなので、作りの良さも期待したくなりますが、質的には3000円でお釣りがくるアルミ製ゲージ付フロアポンプ(BFP-04AGA)と大差ないように感じます。

所有欲を満たしたいなら、LEZYNEのALLOY FLOOR DRIVEとかSTEEL FLOOR DRIVEとか買ったほうがいいと思います。

まとめ

文句なしではありませんが、僕の場合は、扱いやすいワンタッチ口金と長いホースが便利なので、これを選んで正解だったと思います。

僕のように、レバー式の口金がどうしても上手く使えない不器用さんや、何かしらの条件でちょっと長めのホースがあると便利なんだよね、という人にはパナレーサー ワンタッチポンプがおすすめです。

とはいえ、空気圧ゲージもおまけ程度だったり、質感がとっても良いわけではないことを考えると、3000円でお釣りがくるパナレーサー アルミ製ゲージ付フロアポンプ(BFP-04AGA)で十分な人がほとんどかと。充填圧の上限も1100kPa(仏式)と高圧にも対応できますので、これとタイヤゲージ(空気圧計)のセット購入が良い選択かと思います。

以上、最後までご覧頂き、ありがとうございました。

おまけ

パナレーサー ワンタッチ口金(仏・米)の携帯ポンプもあるよ。