【レビュー】フロントライト Moon Meteor X Auto(2020)

2021-01-16

ごちゃごちゃしがちなロードバイクのハンドルまわりで主張しすぎないサイズ感と重量、かつ実用十分な明るさ。さらに使い勝手を考えた作りと良心的価格の交換用バッテリーとあって、コンパクトで使い勝手の良いライトをお探しのかたにはお勧めできるライトだと思います。

こんにちは、人見知りぼっちサイクリストの管理人です。

今回は現在使用中のフロントライト、Moon Meteor X Autoのご紹介です。

Moom Meteor X Auto

購入時はWiggleで2400円とお安かったので条件反射的にポチってしまったのですが、改めて眺めてみたいと思います。

1dayツーリングには必要十分な小型フロントライト

まずメーカーサイトを見ればわかる基本的なスペックは次の通り。

明るさ
(ルーメン)
照射時間
(時:分)
点灯モード14502 : 30
点灯モード22305 : 15
点灯モード312010 : 00
フラッシュ16090 : 00
フラッシュ220045 : 00
デイフラッシュ
(ダブルブラスト)
50078 : 00
SOSno data47 : 00
点灯・点滅パターンと時間
  • 充電時間:2.5時間
  • 充電式バッテリーライト(USBケーブル付属)
  • オートスイッチ機能付き(トンネル等で自動点灯)
  • ハンドル取付径:22㎜~35㎜
  • 防水:生活防水(IPX4)
  • 本体サイズ:88x30x34
  • 重量約85g

Moon Meteor兄弟の末っ子ですが、450ルーメンの明るさは、街灯のある市街地や幹線道路なら十分な明るさですし、街灯がほとんど無い田舎の暗い道でも25km/h程度の速度であれば巡航できる明るさです。

さすがに30km/hを超える速度になると、先がちょっと暗くてみづらいな、という印象。なので、すっかり暗くなってから峠を越える、というような状況では、もうひとクラス、ふたクラス上の明るさ&点灯時間が欲しくなってくるのだと思います。

私の場合、ライトが必要になる場面といえば、寄り道してたら夕方ちょっと遅くなり、自宅に着く前に日が落ちてしまった・・・みたいなケースがほとんどなので、このスペックで十分です。

さらに長時間の使用が必要となったら、交換用バッテリ(LX-BAT-1600)で対応することが可能です。国内正規価格でも1個あたり1300円(税別)とお手頃です。

ちなみに、日中のデイライトはKnog + Plusを使い、Moon Meteor X Autoは夜間の前照灯として温存するスタイルです。

手にとってわかる良さは・・・

実際に手にとってわかる良さは次の三つです。

  • 思ったより小ぶり
  • マウントの取り外しが簡単
  • バッテリー交換が簡単

いきなり主観的な感想で恐縮ですが、開封時の最初の印象は「小っさ」。Apple Watch series4 (44mm)と比べるとこんな感じ。

Apple Watch4とMeteor X Auto

砲弾状に前後が絞り込まれた形状なので、カタログ値の本体サイズ:88x30x34より一回り小さく感じます。絞り込まれた後端のバッテリキャップ径は約24mmです。ハンドルバーのクランプ径(31.8mm)〜グリップ径(23.8mm)太さと良いバランスですね。

ちなみにケースの材質はライト側がアルミ、バッテリ側が樹脂のようです。

次に、マウントの取り外しですが、ラバーバンドが柔らかく、ぎゅうっとよく伸びるので、簡単にハンドルバーに留めることができます。もちろん、工具不要。

また、かっちり固定されるわけでは無いので、上下方向の角度調整もライトを取り付けた状態でグニグニと調整することができます。左右方向の調整は効きません。ただし、マウントからライトを外すのは解除レバーが小さく、レバーの形状と押し込み方向が直感的で無いので、ちょっと使い辛いです。

最後にバッテリ交換が簡単ですが、後端のキャップをコインなどで30°ほど捻ってやると、ポコっとキャップが外れ黄色いMoonロゴ入りのバッテリが出てきます。

ここで感動なのが、バッテリにキャップが磁石でくっついています。ぽろっと落ちない!

バッテリに磁石でくっつくキャップ

いざ、暗い中でバッテリ交換中にポロッと落ちたキャップが行方不明とか、笑えません。バッテリ交換を頻繁に交換するわけではないので、恩恵に預かる機会は少ないですが、この、"ちょっと使い勝手考えてくれている"感が嬉しいです。

まとめ

ごちゃごちゃしがちなロードバイクのハンドルまわりで主張しすぎないサイズ感と重量、かつ実用十分な明るさ。さらに使い勝手を考えた作りと良心的価格の交換用バッテリーとあって、コンパクトで使い勝手の良いライトをお探しのかたにはお勧めできるライトだと思います。

400〜500ルーメンクラスのライトは、他社も力を入れているクラスだと思うので、いくつか視点を決めて比較してみたいと思います。