【レビュー】 dhb Classic Thermal ビブタイツ

ビブタイツ・ショーツはサイクリングが快適に、そしてより爽快に気持ちよくなるアイテムなので、まだビブタイツやビブショーツを使ったことがない方には、是非思い切って挑戦してみてもらいたいと思います。

こんにちは、人見知りぼっちサイクリストの管理人です。

今回は現在使用しているdhbのClassic Thermal ビブタイツ のご紹介です。

ビブタイツ・ビブショーツのすすめ

ビブタイツ・ビブショーツとは、ロードバイク乗りの正装、ぴちぴちのスパッツみたいなやつです。体にぴったりフィットしてお尻の部分にパッドがついているものがほとんどです。

「ビブ(bib)」というのは英語で「(赤ちゃんの)よだれかけ」のことで、肩にかけるベルトがあるものです。丈の長さが膝上までのものをビブショーツくるぶしあたりまであるものをビブタイツと呼びます。

肩にかけるベルトがないものは、単にタイツやショーツと呼ばれ、ビブタイツ・ショーツとひっくるめて、レーサーパンツ(通称:レーパン)と呼ばれます。

ビブタイツやビブショーツは、ロードバイクを始めたばかりの初心者の方や、カジュアルに自転車を楽しみたい方にとっては、見た目ちょっとハードル高いな、、、と感じるアイテムの一つかと思いますが、使ってみると、とっても快適なので、是非おすすめしたく、僕が感じたナイスなポイントをご紹介したいと思います。

風を切って走る爽快感が気持ちいい

いわゆるママチャリから初めてロードバイクに乗った時や、きちんと整備しバッチリ調整が決まったロードバイクに乗った時に、想像以上にスイスイ滑らかに進む感覚に感動を覚えた方もいらっしゃると思います。

僕も「おぉっ・・・すごい」と感じた経験があります。

しっかりと調整されたロードバイク無駄なノイズや振動ががほとんど感じられません

チェーンとギアから聞こえる駆動音や変速音、ホイールのラチェット音やスポークが風を切る音など規則正しい作動音を聴きながら風を切って走る感覚はとても気持ちが良いものです。

そんな中で普通のズボンやスポーツジャージで走っていると、風でばたつくのがかなり気になります。バサバサと不規則にバタつく音と振動が目立ちます。

一方、レーパン、特にタイツは、バタつく要素ゼロです。

ショーツの場合、(抵抗がなければ)すね毛は処理するのをおすすめします。

ロードバイク界隈では、すね毛を処理する理由は様々な意見がありますよね。空気抵抗低減だとか、マッサージがしやすいとか、怪我した時の治癒が早いとか、見た目がいいからだ、とか。

僕もショーツを履く際はすね毛を剃っていますが、シンプルに気持ちが良いからです。

これは、一度剃ってみないとわからないのですが、すね毛って結構敏感で、蚊が近づく程度でも何となくフワッとした感覚が伝わります。すね毛が伸びた状態で自転車に乗っていると、風が足にまとわりつく感覚が気になります。

すね毛の話が長くなってしまいましたが、これまでレーパンを履かずにロードバイクに乗られている方は、逆に僕が感じている、「風を切って走る爽快感を再発見」できる可能性があります。

汗のベタつきが気にならない

自転車に乗ると汗をかきますが、レーパンの多くは吸水性速乾性の高い素材が使われています。また、伸縮性が高く肌にぴったりフィットしていることで、濡れてしまっても肌を引っ張り、まとわりつくような感覚や、肌に濡れた生地がくっ付いたり離れたりする時のベタっとした感覚がほとんどありません。

また、伸縮性の高い素材でぴったりフィットし、きちんとしたメーカーのモノであれば体の形に合わせた作りになっているので、ペダリングする足の動きを阻害したり、深いシワができて肌と擦れるということも少ないです。

ビブはお腹周りの圧迫感がつらくない

「最近、お腹周りがぽっちゃりしてきて気になるな、趣味としてサイクリングでも初めてみるか。」

「レーパンが良いらしいけど、ビブってやつはちょっと大げさだし、まずはショーツを買ってみようか。

という方、多いんじゃないでしょうか。僕もそうでした。

ビブではないショーツショーツを買うのがダメだとは言いませんが、こういう方にこそビブショーツ・ビブタイツがおすすめです。

ビブではないショーツやタイツは、腰回りにずり下がらないためのゴムや紐が入っています。特に、最近お腹でてきてしまった体には圧迫感や異物感を強く感じる場合があります。

僕の場合、40歳が見えてきたあたりで体型が気になり始め、自転車を再開。とりあえず昔買ったパールイズミのパッド入りショーツを履いていました。太腿やお尻周りはそれほどキツい感じはなく、ちょうどよかったのですが、どうしてもお腹周りの圧迫感というか、ギュッと絞られている感じがライド中の不快感につながっていました。

ビブタイツやショーツは肩紐で吊る形なので、お腹まわりがギュッと絞られる形状にはなっておらず、圧迫感を感じることはほとんどありません呼吸が楽になり自然に速度もあがり楽に長距離乗れるようになります。

始めからこれにしとけばよかった。この一言につきます。

始めからこれにしとけばよかった。大事なことなのでもう一度言っておきます。

冬用のビブタイツは防寒のためミゾオチあたりまで覆うようなモノもありますが、大きな面で包まれるようなフィット感なので、紐でお腹周りをギュッと絞られる感覚はありません。

ビブの欠点はトイレがしにくいところでしょうか。伸縮性があるので、男性は小さい方はぎゅーと伸ばせば用を足せますが、大きい方は肩紐を下ろす必要があるので、はっきり言って面倒です。

パンツ部分と肩紐部分を分離できるモノもあるようですが、トイレでつけ外しする手間と上着を一度脱ぎ着するのではどちらが楽なのでしょうか?一度試してみたいアイテムの一つです。

dhb Classic Thermalビブタイツの特徴とレビュー

秋から冬にかけて、僕が使っているビブタイツはdhbのClassic Thermalビブタイツというモデルです。

dhbはイギリスのスポーツ用品オンラインストアWiggleのプライベートブランドで、手ごろな価格が魅力的です。

いくつかシリーズがあるのですが、僕は、基本性能を抑えつつ、手ごろな価格を実現しているClassicというシリーズが好きです。より高機能・高性能なAeronというシリーズもあります。

ビブタイツは2万円〜高いもので4万円を超えるモノもある中、このClassic サーマルビブタイツは1万円前後の手の出しやすい価格で販売されています。

オンラインストアで気になるサイズ感ですが、サイズガイドには胸囲、ウエスト、ヒップの記載しかありません。

丈は身長174cm、股下79cmの僕の場合Mサイズがぴったり〜もうちょっと長めでもいいかな?と言ったところ。裾がくるぶしの頂点から1.5〜2cmほど上に来ます。

幅はサイズガイド通りでちょうど良いので、Lサイズにするとゆったりし過ぎるだろうな、という印象です。

手ごろな価格ながら、下の写真のように、体の形状に合うように複数のパートに分解された生地が立体的に縫製されており、しっかり体にフィットしつつ、ペダリングの邪魔をしない着心地を実現できています。

パッドの形状や厚みは、サドルとの組み合わせで人それぞれ合う合わないあると思いますが、厚すぎず薄すぎず、と言ったところ。肌触りはソフト端部の処理も履いていて気にならず、良い感じです。

一つ気になるポイントは、先ほど述べた立体的な縫製の縫代の部分が少し厚く、ライドが終わって脱いだ時に、太ももからふくらはぎあたりまでスジ状のあとが残ってしまい、ツギハギ人間のようになってしまう事でしょうか。

ライド中に縫代部分の圧迫や線あたりが気になる事はないので、気にせず使い続けてはいますが、この辺りは値段なり、と言ったところかと思います。

現在は少しアップデートされたモデルが販売されています。

さらに細かな部分で価格を抑えたモデルがこちら。前面のジップアップがなく、お尻のパッドも仕様が異なるようです。

まとめ

今回はビブタイツ・ショーツのすすめと、現在使用しているビブタイツ dhb Classic サーマルビブタイツ の紹介をしました。

予算に限りがあるなら、まずは手ごろな価格のものでdhbのClassicシリーズはおすすめできる商品です。ビブの良さは十分実感できるはずです。

もちろん予算が潤沢にあれば、ハイエンドなブランド・モデルを買って良いとおもいます。目的に見合った物を買えば、快適なものは初級者だろうと上級者だろうと、レベルを問わず快適なハズ。僕も欲しいです。

サイクリングが快適に、そしてより爽快に気持ちよくなるアイテムなので、まだビブタイツやビブショーツを使ったことがない方には、是非思い切って挑戦してみてもらいたいと思います。

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最後までご覧頂き、ありがとうございました。