【レビュー】CS-R8000 11S 14-28T ジュニアギア
スプロケットだけを14-28Tに交換し走ってみましたが、クロースしたギア構成は、気持ちいい負荷とテンポで漕げる時間が増えるので、体力的にも精神的にも効果が大きいと感じました。
こんにちは、人見知りぼっちサイクリストの管理人です。
先日投稿した、こちらの記事でギア比について検討しました。
結果、僕のようなのんびりしたペースの走り方では、14-28Tのジュニアギアと呼ばれるカセットスプロケットと46-30T、または48-32Tのよりコンパクトなクランクの組み合わせが良さそう、という考えに至りました。
そして、ポチった14-28Tのカセットスプロケット(通称ジュニアギア)が、今朝届いたので早速交換して走ってきました。今回はCS-R8000 11S 14-28Tのインプレを紹介します。
カセットスプロケットの交換は
ロックリング工具とそれを回すモンキーレンチ等、スプロケットリムーバーがあれば簡単にできます。
交換の仕方は文章で説明するより、Youtubeなどの動画でみた方が分かりやすいと思いますので、詳しい説明は割愛します。参考にサイクルベースあさひさんの動画を拝借。1分ちょっとの動画ですが、分かりやすいです。
ちなみに、リアディレーラーは11-34Tが使えるGS(ミディアムケージ)のままです。
チェーンづまりもなく、変速も一通りできたので、試走ということで、そのまま走ってみました。メーカー保証外の組み合わせですので、おすすめはしません。
走ってみた印象は、こりゃあいいわ
走ったコースは約50km弱。基本平坦な一般道で、途中、3kmで200mほど登るプチヒルクライムのあるコースです。
今日はかなり風が強く、平坦の巡航でも、向かい風で速度が落ちてしまったり、追い風で逆に伸びたりと、クロースレシオなギアのインプレに、おあつらえむきのコンディションです。
平坦の25km/h〜30km/h巡航時、これまでの11-34Tスプロケット(超乙女ギア)では、フロント50T x リア19Tを中心に、ちょっとした勾配や風向きに応じて、一つ軽い21Tと、一つ重い17Tを行ったり来たりして3枚のギアを使って走っている感じでした。
これは、実は11-28Tでも11-25Tでも同じ。12-25Tだと18Tが入るので、17-18-19-21と4枚使えます。
今回導入した14-28Tジュニアギアでは、17-18-19-20-21と、19Tを中心に上下とも1T違いの、20Tと18Tが増えて5枚のギアが使えることになります。
巡航中にちょっと重いな、とかちょっと軽いな、と感じる「コレジャナイ感」がグッと減り、気持ちいい負荷とテンポで漕げる時間がとっても増えた印象です。
これは嬉しい。
ちょっとした登りや向かい風でシフトダウンしても、軽くなり過ぎず、ペースが落ちにくい。
逆に、ちょっとした下りや追い風で、シフトアップしても、重くなり過ぎず、疲れにくい。
結果的に、長距離乗った時に、同じ距離ならより早く楽に気持ちよく走れる気がします。
登り坂ではやっぱりもう一枚ローギアが欲しい。
今回、試走に使った登りは、距離は短いながら、最初はなだらかな勾配から、だんだん勾配がキツくなり、最後はつづら折れという、よくある峠道の構成です。
インナーに落としてもやはり小刻みにギアを選べるので、前半のなだらかな勾配で効率よくアプローチできるので、後半のつづら折れまでの体力温存に効果が期待できそうです。
とはいえ、つづら折れの途中、勾配14〜17%の区間があり、フロントインナー34T x リア28Tで何とかクリアできたものの、ちょっと心許ない印象。やはり、もう1枚、ロー側にギアが欲しいと思いました。
誰かに追い越されても何とも思わないのですが、坂を登りきれないのは、なぜか悔しいのです(笑)。
軽量化の効果は・・・?
前回の記事では触れていませんが、カセットスプロケットの重量が約80gほど軽くなっています。
CS-R7000 11-34T:379g → CS-R8000 14-28T:292g
走行ではほとんど軽さの効果は感じませんでした。
バイクを持って方向転換した時に、そういえば、ちょっと軽くなったかな?くらい。
もともと10kgあるので、当然といえば当然かもしれませんが。
まとめ
今回、スプロケットだけを14-28Tに交換し走ってみましたが、クロースしたギア構成は、気持ちいい負荷とテンポで漕げる時間が増えるので、体力的にも精神的にも効果が大きいと感じました。
脚力があったり、軽量高剛性のレース系バイクに乗って高速で巡航されているような方は、11-28Tや11-25Tなどのスプロケでも、ハイギア側のクロースした領域を使えているのだと思います。
ですが、僕のように、50km/h以上の高速では漕がないと割り切って、ともかく25〜30km/hのペースで楽に気持ちよく走りたい、という場合には14-28Tは良い選択だと思います。
フロント側が50-34Tのままだと、ロングライドで避けられない長い峠越えは、少し心許ないことがわかったのですが、この冬の間はこのまま様子を見てみようかと思います。
リアディレーラーの変速はフィーリングというかレスポンスが悪くなりました。
変速は可能ですが、「カチャッカチャッ」と小気味よく決まっていたものが、「かっちゃん、かっちゃん」という感じになります。
やはり早めに交換しておきたいと思います。
最後までご覧頂き、ありがとうございました。