【レビュー&悲報】LEZYNE SUPER PRO GPS

2021-06-28

こんにちは、人見知りぼっちサイクリストの管理人です。

初心者から自転車にハマってくると欲しくなると言われるサイクルコンピュータ(サイコン)ですが、僕もご多分に漏れず欲しくなり、先日こんな記事を投稿しました。

この中で候補とした挙げたLezyne Super Pro GPSを買ってみたので紹介します。

購入の決め手はマップ表示

最有力候補はBryton Rider 420T(スピード・ケイデンス・心拍センサーのセット)だったのですが、やはりルートナビを使うつもりで購入するなら、マップ表示が欲しいと思ったのと、案の定、海外通販でセンサー同梱キットが安く売られていたので、つい買ってしまった、というのが正直なところです。

同梱品紹介

今回購入したのは、「Lezyne Super Pro GPS HRSC Loaded」。スピード/ケイデンスセンサー、心拍センサー、アルミ製フロントマウントがセットになった商品です。

スピード/ケイデンスセンサーはリアホイールと左クランクに磁石を固定し、センサーをチェーンステーに取り付けるタイプ。

ホイールに取り付けるマグネットは約5.8g。
取り付け後に改めてホイールバランスを取った方が良い重さです。

本体のセットアップの前にやっておくこと

箱を開けたらすぐに本体の電源を入れて、各種設定やセンサー類とのペアリングを始めたくなってしまいますが、その前にやっておくべきことは次の二つです。どちらもLezyneのサイトからアクセス&入手可能です。
本体のセットアップ操作や各センサーとのペアリング、バイクへの取り付けなどは、長くなるので割愛します。

GPS Rootのアカウントを作成しておきましょう。

GPS RootはGPSデバイスで取得した走行ログデータの管理やルート作成、各種サービスとの連携管理などができるウェブサービスです。

アカウント作成に必要な情報は自分の名前とメアド、自分で決めるパスワードのみ。

GPS Rootから本体ファームウェアのアップデートアプリ&ファイルを入手することができます。

海外通販などで海外版を購入した場合、本体ファームウェアのアップデートで日本語表示を選べるようになります。

具体的なアップデート手順は日本の輸入代理店ダイアテックのサイトに掲載されています。

スマホにアプリ「Lezyne GPS Ally v2」をインストールしておきましょう。

本体の各種設定はスマホアプリから操作した方が、わかりやすくて簡単です
商品に付属する紙より詳しい日本語のマニュアルは、ダイアテックのサポートページから入手することができます。

アカウントの作成もスマホアプリのインストールも、どちらも無料です。また、本体の情報も不要なので、通販で購入した場合は、商品が届く前に済ませておいても良いと思います。

セットアップや使い方の説明はシクロワイアードさんの記事がわかりやすいです

メーカーが準備しているマニュアルは、アプリ・アカウントの取得⇨本体・センサー類のセットアップ&取り付け(⇨ルート設定)⇨走り出す、という行動順になっておらず分かり辛いです。
シクロワイアードさんの記事を読むのがおすすめです。

LEZYNE GPSを使いこなす Vol.1
How to use レザインGPS ハイテクサイコンの使い方をイチから解説

https://www.cyclowired.jp/microsite/node/285165

LEZYNE GPSを使いこなす Vol.2
スマホ1つで心強いナビに レザインGPSで初めての場所へサイクリングに出かけよう

https://www.cyclowired.jp/microsite/node/285167

使ってみた感想は

早速60〜100km程度のライドで3回程度使ってみました。

やはりサイコンは便利

モニターしたかった心拍数をはじめ、時刻、走った距離、ルートナビがパッと視線を落とすだけで読み取れるのは、やっぱり便利で安心です。

また、走行ログ取得の開始、完了操作もApple Watchの時は、一旦立ち止まって操作する必要がありましたが、片手で走りながら操作することができます。

多くの先輩ローディー、サイクリストが当たり前のように自転車に取り付けているのはこういう事か、と改めて実感できました。

マップ表示は、ルートナビ使用時に価値あり

購入の決め手になったマップ表示は、道路名や建物名は表示されず、細い路地も対抗二車線道路も同じ太さで表示されるので、自分が今どこにいるの?とか、最寄りのコンビニはどこ?のように、何かを調べる目的には使えない、ごく簡易的なものですが、やはりルートナビ使用時にありがたいと感じました。

特に、線路沿いや川沿いのルートへ案内された時に、線路や川を渡ってから曲がるのか、渡る手前で曲がるのかがわかりやすいですし、曲がった先で二手に別れるような交差点でも、迷うことがありませんでした。

自分が曲がるべき場所や、曲がった先のルートがわかっていれば、意識を周囲の安全確認に向けることができますし、ストレスも少ないと思います。

マップ表示をさせるには、スマホアプリのGPS Ally v2、またはPCに接続しGPS Root経由で地図データを本体にダウンロードしておく必要があります。およそ100km四方のデータを記憶できるようなので、前日に準備しておけば、僕の1dayライドには十分です。

GPS精度は、・・・まあ許容範囲かな。

最有力だったBryton Rider 420に対して明らかに劣るスペックだったのが、GPS精度です。
Bryton Rider 420がGPSとGLONASS、みちびき、BDS、Galileoに対応しているのに対して、Lezyne Super Pro GPSはGPSとGLONASSのみでした。

下の画像は、Apple Watch4とLezyne Super Pro GPSで取得した走行軌跡の比較です。

左側がLezyne Super Pro GPS、右側がApple Watch4です。
Apple Watch4はGPS、GLONASSに加え、みちびき、Galileoにも対応しています。

GPS信号取得に不利と思われる山間部を切り取ってみましたが、引いて見るとApple Watch 4と大差なし。途中で途切れることなく走行軌跡を記録できていました。

山の斜面が近く、GPS信号の取得に厳しそうな区間で細かく見るとApple Watch4の方が、明らかに高い精度で軌跡を記録できています。

とはいえ、山間で木々が生い茂り、空があまり見えない区間でも、それなりに道路に沿って記録できていて、走行した道は充分わかるので、Lezyne Super Pro GPSも、まあ許容範囲かな、といったところだと思います。

ナビのリルート機能は、クルマのナビとは勝手が違う

Lezyne Super Pro GPSには、ルートナビ使用中に案内ルートを外れても、新たなルートを再探索してくれるリルート機能があります。

これはこれで優秀な機能だと思いますが、クルマのナビに慣れていると、違和感があります。

クルマのナビだと、例えば曲がるべき交差点を通り過ぎると、すぐに新しいルートが表示されますが、Lezyne Super PRO GPSの場合は、まずミスルート警告が出るだけで、ルートを外れた地点まで即Uターンで戻るよう案内されます。それを無視して走り続けると、新しいルートで案内表示される仕様になっています。

クルマと違い、自転車であればクルッとUターンして、ルートを外れた場所まで戻るのは難しいことでは無いので、当然といえば当然の仕様ですが、案内されたルートが工事通行止めなどで迂回せざるを得ない場合でも、しばらくリルートされずに、ミスルート警告が出るだけです。

土地勘のある場所であれば、ミスルート警告を無視して迂回すれば良いのですが、土地勘ない場所では、一度立ち止まって迂回ルートをスマホの地図アプリなどで確認するか、自分の方向感覚を信じて突き進むほかありません。

日没が迫っていたり、先を急ぐ事情があれば、リルートのタイミングの遅さは、少し気になると思いますが、先を急がない状況であれば、気ままに寄り道気分で進めばリルートしてくれる便利な機能だと思いました。

さてこれからいろいろ使ってみるぞ、と思ったところで悲報です。

で、この記事の素材として写真を取っていて気がつきました。

あれ、なんか割れてるんですけど。

購入後、開封した時は割れていなかったはずだし、使用中も何度か取り外ししたけど、地面に落としたりもしていない。

割れ方からして、ボルトの締めすぎっぽい。もちろん買って早々このボルトを締めたりしてない。

というわけで、たった数回の使用で勝手に割れてしまったLezyne Super Pro GPS

現在、購入したWEBショップのカスタマーサービスへ連絡し担当者からの回答待ちです。

回答があれば、続報を書いてみようと思います。

⇦続きを書きました。

なんだか、消化不良な記事になってしまいましたが、最後までご覧いただきありがとうございました。