【調べもの】初めてのサイコン選び

ルートガイド機能付きで、心拍数センサーを揃えようとすると、価格的には2万円ちょっとで手に入り、稼働時間と測位精度に優れたBryton Rider 420Tが魅力的です。LEZYNE SUPER PRO GPSも機能・性能的には十分。こちらは海外通販サイトで安売りされていることがあるようなので、見つけたら思わずポチってしまうかもしれません。

こんにちは、人見知りぼっちサイクリストの管理人です。

初心者から自転車にハマってくると欲しくなると言われるサイクルコンピュータ(サイコン)ですが、僕もご多分に漏れず欲しくなってきました

今は、Apple Watch 4とSTRAVAアプリ

この組み合わせで走行ログを取っています。

GPSによる走行ルート、標高、速度に加えて、心拍数が取れるので、記録用としては十分
別の機材を準備して自転車に取り付けたりする必要がなく、日常使いの延長で使えるので、おすすめできます。


STRAVAアプリが平均パワーや消費カロリーの推定値を出してくれたり、相対的エフォートという形で頑張り度合いを数値化してくれます。

単純に乗って走ることそのものが楽しいBreezer Inversion。
走行中に速度や走行距離など、特に気にしなくても楽しめるのですが、もともと新しい自転車を買う目的だった、運動不足解消のためには、毎週継続して乗り続けるための工夫が必要です。

走行ログデータを眺めて振り返ってみたり、頑張り度合いを可視化して過去と比較する方法は、継続して自転車に乗るモチベーションの維持に効果的だと感じます。

で、3ヶ月ほどApple Watch 4を使っていましたが、サイコンの代わりに使うには、少し物足りないと感じる場面が出てきました。

物足りない点その1:走ってる最中にデータが見づらい

自転車を再開した当初は、二時間も走れば「いやー疲れた。いい運動したな〜。」的な感じがあったのですが、最近は体力がついてきたのか、ペダリングのコツが掴めてきたのか、二時間程度のライドでは、意識して頑張らないと、運動した感じが足りなくなってきました。

とはいえ、ただ負荷を上げてしんどい思いをしながら自転車に乗りたいわけではないので、楽しく気持ちよく走りつつ、程よい負荷を意識しながら走るための指標として、心拍を見ながら走って見たいと思ったのです。

ところが、走ってる最中にデータを確認しようとすると、Apple Watchはちょっと面倒

僕のApple Watch4は、現行モデルのように常時表示に対応しておらず、走行中に画面を見ようとすると、片手をハンドルから離さないと確認ができません
手首を返す動作で画面表示させるか、もう片方の手でひと操作してやる必要があります。
この寒い時期に着る長袖のサイクルジャージやジャケットは袖が長めにできおり、どうしてもApple Watchが袖の下に隠れてしまい、袖を捲る一手間も加わります。

のんびり走っているなら、この手間も気にならないのですが、運動量を確保したくて少し負荷を上げて走行する状況で、データをモニターしながら走行するには、Apple Watchは不向きだと感じます。

物足りない点その2:ナビを使うとバッテリーがもたない

MapアプリとApple Watchの組み合わせによるナビゲーションは、控えめに言っても、すごい優秀だと思います。

目的地の検索からルートの設定までの操作が簡単地図も小さな画面ながら高精細で十分な情報を読み取ることができますし、曲がり角での案内も手首に伝わるバイブレーションで的確に教えてくれます。

また、一度設定したルートを外れても、自動的にリルートしてくれるので、曲がる道を間違ってしまっても、まあ大抵は大丈夫。ナビの案内に神経質になる必要がありません。

しかし問題はバッテリーです。
走行ログを取るだけなら、朝出発して夕方帰ってくる程度は可能なのですが、100km以上のコース全編をApple Watchにナビゲーションさせながら、STRAVAアプリでログを取って走行する、みたいなことをすると、バッテリーが持ちません

ナビが欲しくなるような土地勘のない場所で、電子デバイスのバッテリー残量を気にしなければいけないのは、結構ストレスです

とはいえ、ナビの性能に関しては、ルート全編で細かなナビが必要な機会はあまりないので、“Apple WatchやiPhoneでマップアプリを開く場面を減らしてくれる程度"のもので十分。
入り組んだ住宅街の中にある、地元民に愛される小さなパン屋さんまで案内してくれるようなナビでなくても、大丈夫だと思います。

ということで、自転車で走行中にいつでもパッと心拍数がモニターできて、ルートナビ機能のあるサイコンが欲しいな、と思ったわけです。

魅力的なサイクルコンピューター

GARMIN Edge 530

カラーで綺麗な液晶画面。十分なバッテリ稼働時間。詳細地図データを本体収録しリルートにも対応。多彩かつ高度なパフォーマンス解析機能。その他ユニークな便利機能・サービスが充実しており、機能・性能の面では選んで間違いの無いモデルのようです。ユーザーが多く、使い方の情報が簡単に入手できるのも、初心者には安心ですし、ノウハウも豊富にありそうなので、マニアックな使い方にも挑戦できそうです。

上位機種が採用しているタッチパネルではなく、物理スイッチなのもポイント高いです。
クルマのナビやエアコンですら、タッチパネルは使いづらくて、使用頻度の高い操作には物理スイッチが割り当てられています。クルマよりさらに揺れる自転車のハンドルバー上で、より小さな画面上のタッチパネル操作なんて、想像しただけで使いづらそうです。

話が逸れてしまいました。

隙のないEdge 530ですが、心拍計を含むセンサーセットは、なかなかのお値段です。フリマサイトでも4万円を超える価格で取引をされています。
よりディープに、ストイックに自転車に取り組もうとしている方には、価値ある投資になろうかと思いますが、僕のように「走ってる最中にちょっと心拍数見てみたいんですけど」みたいなライトユーザーには、はっきり言って贅沢品です。

GARMIN Edge 130 plus

Edgeシリーズで最も軽量コンパクトなGPSサイコン。お値段も2万円台と手が届く範囲内です。

モノクロで小さな画面ながら、GPS4衛星受信で、安定したGPS受信性能を実現。気圧高度計により、獲得標高も計測が可能。ルートナビに加え、コース中のクライムの残り距離や勾配の情報をリアルタイムに表示するClimbPro機能も搭載など、トレーニングやサイクリングで使える魅力的な機能が詰まっています。

無駄のないミニマムな感じが購買意欲をそそりますが、気になるのは、コンパクトな筐体に高機能を詰め込んだせいか、バッテリ稼働時間が13時間と比較的短めなところ。また、国内では心拍センサーとのバンドルセットが用意されおらず、後ほど紹介するBrytonやLEZYNEと比較すると割高に感じます。

Wahoo Element Bolt

バーチャルサイクリングアプリが使えるスマートトレーナーも有名なWahooの小型サイクルコンピューターです。多彩な機能をコンパクトなボディに凝縮、軽量化・空気抵抗軽減を実現しています。

モノクロ液晶ながら機能は充実しており、見た目もかなりカッコイイですが、心拍/ケイデンス/スピードセンサー付属のバンドルパックは43,780円(税込)とちょっとお高め。売りである空気抵抗低減は、前方に突き出す専用のマウントと、サイコン本体が滑らかに繋がる設計によって実現されていますが、私が使っているハンドルバーバッグとの相性は悪そうです。

Bryton Rider 420T

Brytonは、カーナビなどを手掛ける大手GPS関連企業から独立した社員が立ち上げた、台湾の電子機器ブランドです。Rider 420はラインナップの中で中間グレードにあたるモデルのようです。

バッテリ稼働時間が最大35時間と非常に長く、ケイデンスセンサーと心拍センサーが付属するセットで21,800円(税別)と、かなりお買い得です。地図表示はできないものの、ルートナビ機能があり、五つもの測位衛星システムに対応した高精度な位置測位性能が期待できます。各種センサー類との通信規格や連携可能なアプリも他モデルと遜色ありません。

LEZYNE SUPER PRO GPS

美しさと機能性を兼ね備えたエンジニアードデザインを追求するアクセサリーブランド。 高度な技術により精巧に設計された機能美は所有する喜びを満たします。 とは、LEZYNEの国内代理店であるダイアテックさんのホームページより。確かに見た目が良くて、使える自転車アクセサリーを揃えるブランドだと思います。そのLEZYNEのミッドクラスのサイコンがSUPER PRO GPS。

前作のSUPER GPSに対して地図表示、画面の縦横切替が追加されています。液晶画面自体も太陽光下でも見やすくなっている模様。バッテリ稼働時間も28時間と余裕あり、測位衛星もGPSに加えてGlonassにも対応しています。価格は本体のみ19,800円(税別)とGarmin、Wahooよりもお手頃です。
同じ筐体を使って価格を抑えたMacro Plus GPSというモデルもありますが、Glonass非対応、加速度センサー・気圧高度計非搭載、地図表示なし、電動変速連携非対応と、結構な機能が削られます。

まとめ

Apple Watchで走行ログを取り始めた当初は、全然これでいいやん、サイコンなんかいらんやん、と思っていましたが、継続して自転車に乗っていると、状況や考え方も変わるものですね。とはいえ、Apple Watchを使っていた時期があったから、自分に必要な機能・性能、不要な機能性能がある程度、選べるようになった気がします。

サイコンが欲しくなってから、いろいろと調べてみましたが、ルートガイド機能付きで、心拍数センサーを揃えようとすると、価格的には2万円ちょっとで手に入り、稼働時間と測位精度に優れたBryton Rider 420Tが魅力的です。LEZYNE SUPER PRO GPSも機能性能的には十分。こちらは海外通販サイトで安売りされていることがあるようなので、見つけたら思わずポチってしまうかもしれません。

最後までご覧頂き、ありがとうございました。

結局、これを買いました。

機材,自転車,調べものサイクルコンピューター,サイコン,ロードバイク,機材

Posted by 管理者